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秋吉と伊藤とのマッチレースは伊藤に軍配!!



岩田、ケンタはともに予選順位からポジションアップを果たす!!

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2010全日本ロードレース選手権第4戦 菅生
8月29(日) 決勝レース
天候:くもり時々晴れ   コース:ドライ
宮城県 スポーツランドSUGO(1周 3.7375km)
観客数: 12,850人(土・日)
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曇り空だが蒸し暑く時折日差しが照りつける天候の下でレースがおこなわれた。

◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆ (13:55~25周)
今朝の練習走行で堂々のトップタイムを記録した秋吉は、レースのスタートでは中須賀に出し抜かれて3位で1コーナーへとアプローチしていった。すかさず1コーナーのアウトからかぶせて2位となるも、伊藤・秋吉とも序盤はペースを押さえていたこともあり、すぐに中須賀が差し返し、中須賀、秋吉、伊藤の順で1周目を終えた。
伊藤は2周目を終えるコントロールラインまでに秋吉を、3周目を終える際には中須賀をとらえてトップに浮上、秋吉は中須賀の背後についていたが、5周目の1コーナーで中須賀をとらえると、1分27秒767という昨日の予選に匹敵する走りで伊藤との0.8秒程の差を一気に詰め、逆に中須賀との差を拡げていった。これで序盤から伊藤と秋吉のマッチレースの様相を呈してきた。
その後はレース終盤まで28秒台で伊藤を懸命に追いかける展開が続いていった。2人は芸術的なライディングで見るものを魅了していたが、同じマシンとはいえ2人のセットアップには当然違いがあり、得意な部分と不得意な部分をライダーが懸命に補いながらマッチレースを繰り広げていった。
レースが動いたのは残り3周となった23周目だった! 秋吉が裏ストレートに続く馬の背コーナーで伊藤のインを差しトップに立ったのも束の間、不運にもコーナーの外側を走行していた周回遅れを交わすタイミングで伊藤とラインが交差し、すぐに伊藤が先行したのだった。
しかし秋吉は翌周も同じところで伊藤に仕掛けた! 今度は進入時に外側を走っていた周回遅れをうまくかわしたものの、秋吉はそのままコースアウトを喫し、コース外に飛び出してしまい、ここで勝負は決まってしまった!!
ダートに突っ込んだ秋吉はうまく転倒を逃れて何とかコースへと戻り、3位との間に築いた大量のギャップのため2位のままレースに復帰することができたが、伊藤には16秒程の差がついてしまった。懸命に追い上げるも、一旦ダートに飛び出して汚れて冷えたタイヤではペースを上げることができず、悔しい2位でレースを終えた。
チャレンジしない2位よりトライした結果の2位なので悔いはない。今日は伊藤とKeihinKoharaチームの勝利を素直に祝福したい。



◆◆◆◆ST600◆◆◆◆ (11:30~20周)
15位となった今朝の練習走行で試したセットアップで昨日の予選時のものよりもよい感触が得られたため、微調整を加えてレースに臨んだ岩田は、好スタートで飛び出したが、1周目の混乱の中で再び20位から前の渡辺を追う展開となった。
2周目に岩崎と中山が後方に下がったため順位を2つ上げ、4周目には予選タイムを上回るタイムを記録するなど、1分33秒台の走行で追い上げを図った。しかし、6周目の馬の背コーナーの進入で横江の先行を許した後は、前方に横江、後方に中山という順位で周回を重ねた。
レース中盤の10周目からペースを上げることが難しくなってしまったが、それは他のライダーも同じ。16周目に横江が前の徳留をパスし、逆に岩田は17周目の馬の背の進入で中山の先行を許してしまった。
最終ラップの馬の背でも医王田の先行を許してしまった岩田だが、最終コーナーからコントロールラインまでに並びかけて何とか順位を挽回しようと懸命にスロットルを開けた。結果は残念ながら7/1000秒差で逆転ならず。
しかし、前半戦の不調から抜け出し今季初ポイントを得たことで、今後のレースに向けての光明が見えてきた。



◆◆◆◆GP125◆◆◆◆ (10:25~18周)
好スタートを決め順位を上げたケンタだったが、4コーナーで他車と接触してシートカウルを損傷してしまい、1周目は予選順位と同じ16位で終えた。
4周目には大西をパスして1つ順位を上げたが、6周目の裏ストレートエンドで鎌田の先行を許し、また元の順位に。8周目のシケインでの前方の徳留のオーバーランにより1つ順位を上げたケンタは、翌周渡辺を捕らえて14位となった。この頃から渡辺と鎌田の3人で接触ありのバトルを繰り広げる展開となった。
11周目には鎌田をパスして13位となり、13周目の最終コーナーで前方の長島と山田がリタイヤしたため11位まで順位を上げた。
15周目のストレートエンドでストレートの速い渡辺に先行されたケンタだったが、ラスト2周となった17周目の裏ストレートで逆転。しかし最終ラップの裏ストレートでまたも渡辺に先行を許してしまった。
それでもケンタはあきらめずに最終コーナーからコントロールラインまでに抜き返し、このバトルに決着をつけて11位でフィニッシュした。

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全日本選手権第5戦 岡山大会は9月25日・26日、岡山県・岡山国際サーキットで開催されます。

ケンタがMONOで小室との一騎打ちを制し今季初優勝!!!



秋吉は最後に伊藤に逆転され惜しくも2位! 岩田は21位

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2010全日本ロードレース選手権第4戦 菅生
8月28(土)  公式予選/GP-MONO 決勝
天候:晴れ   コース:ドライ
宮城県 スポーツランドSUGO(1周 3.7375km)
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今朝は曇り空だったがその後徐々に晴れ、厳しい残暑の中で後半戦がスタートした。
手島はインディアナポリスGP MOTO2クラスに出場中で、全日本は欠場することとなった。

◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆ 予選(Q1:12:20~50、Q2:13:00~13:15、Q3 13:23~13:33)
今回秋吉はスケジュールの都合で事前テストに参加できず、レースウィークの金曜からのぶっつけ本番でレースに臨むこととなった。
Q1セッションでは3周目に1分28秒217のトップタイムを記録しながら、2度ピットで微調整をおこない、最後までマシンの調整をおこなった。
Q1をトップで通過し、そのままのタイヤで臨んだQ2では、1周目からトップに立ち、2周目には28秒920を記録した。しかしピットに戻った周に伊藤が新品タイヤで走行したQ1のタイムを上回る28秒322を記録してトップを奪い、秋吉は2位に。その後仕様を変更し、終了間際に1周したところでセッションは終了した。
いよいよグリッドを決めるQ3が始まった。前後タイヤを新品に変更し、残り7分を切ってから隣のピットの伊藤に続いて走行を開始した秋吉が2周目に28秒612を記録してトップに立つと、中須賀、伊藤が相次いで秋吉のタイムを更新し、秋吉は3番手だ。
3周目にはコース前半の区間タイムで最速となる44秒466を記録した秋吉だったが、シケインを立ち上がり残すは最終コーナーだけとなったところでハイサイドを起こしてしまった!!何とか転倒は免れたもののイン側にコースを外れ、大きくタイムをロスしてしまった。しかしそこから見事に挽回した秋吉は、翌周27秒568というコースレコードを更新する見事なタイムを記録してトップをキープしてみせた。残り時間は無く、これで我々がポールポジション獲得かと思ったそのとき、隣のピットで歓声が起こった。最後のアタックをしていた伊藤が秋吉のタイムを4/100上回ったのだ。
残念ながらポールポジションを逃しはしたが、その差は無いに等しい。最前列真ん中から挑む明日のレースに期待して欲しい。



◆◆◆◆GP-MONO◆◆◆◆ 予選(8:25~8:55) 決勝(14:05~15周)
予選開始から前後に新品タイヤを装着したケンタが4周目に1分38秒958を記録し、翌周ピットでガソリン補給とリアサスの調整をおこなっていた頃、小室は38秒530のトップタイムを記録していた。
コースに出てマシンの状況を確認するとすぐにピットに戻ってリアタイヤを新品に交換したケンタがいよいよタイムアタックを開始した。徐々にペースを上げ、38秒009を記録してトップに立った!!その周の小室のタイムは38秒138。これで決まりかと思った最終周、小室が37秒829という見事なタイムを記録してポールポジションを獲得した。ケンタは最前列、小室と谷川の真ん中からレースをスタートすることとなった。

照りつける日差しの下レースが始まった。小室はケンタの左側から右へと進路を変えてケンタを阻止しようと試みたが、好スタートを切ったケンタはそれをものともせず、1コーナーを制してホールショットを奪った!!しかし裏ストレートでケンタのスリップを使った小室が、続く馬の背コーナーのインに入りトップを奪い返し、ケンタは1周目を2位で終えた。
2周目には1コーナーでケンタがトップを奪い返すが、小室も1周目と同じ馬の背コーナーで再びトップに立つ。しかし、最終コーナーからコントロールラインまでにケンタが再び抜き返してトップで通過し、序盤から2人がレースの主導権を握っていた。この頃トップグループは坪川、谷川を加えた4台。
3周目の馬の背でもまたしても小室がトップに立つと、ケンタはシケイン手前の110Rで坪川の先行を許し3位となった。その後、目前の坪川がシケインで転倒して2位となるも、あおりを受けてトップ小室との距離が約1秒に開いてしまった。
4周目には38秒742と、小室のペースを1秒上回るペースで追い上げたケンタがコントロールラインまでにトップに返り咲くも、5周目の馬の背で再び小室がトップに立つ。しかしこの周の終わりには再びケンタがトップに立った。
6周目以降はペースをコントロールしながらも若干ラップタイムを上げたケンタがトップをキープし、8周目にはその差は0.8秒まで開いた。この頃にはトップグループは2人だけとなった。しかし小室も38秒台前半までペースを上げ、逆にケンタは若干ペースを落として走行していたため、11周目には再びテールトウノーズに。ただ、小室はあえてケンタには仕掛けず、様子をうかがっているようだった。
ラスト2周となった14周目にスパートを開始したケンタは、予選に匹敵する38秒194の最速タイムをマークしながら小室を引き離しにかかる。それが、シケイン、1コーナーでの小室の小さなミスを誘発したしたようで、最終ラップには0.7秒の差をつけてケンタが今季初優勝を飾った!!!
ケンタは小室がコース前半区間を得意とし、自分はコース後半が得意であること、トータルでは自分のほうが速く走れるであろうことを終始落ち着いて冷静に把握し、余裕を持って走れたようだ。これでランキングも小室に次ぐ2位に浮上することができた。

◆◆◆◆GP125◆◆◆◆(9:05~9:45)
GO-MONOクラスが終了するや否やマシンを乗り換えて予選に臨んだケンタは、1分38秒856までペースを上げて12位につけたところでピットに戻り、フロントサスを微調整してコースに出た。更に38秒313までペースを上げるも15位となったところで再びピットに戻って前後のタイヤを新品に交換し、リヤサスを微調整して残り12分程でタイムアタックを試みた。
徐々にペースを上げたケンタはスクール時代に教えを受けた菊池の後ろを走行することになった。菊池がペースを落とし、追い抜いた15周目に37秒566を記録し、その後も37秒台で走行を続けてセッションを終了した。結果は17位。明日の追い上げを見て欲しい。

◆◆◆◆ST600◆◆◆◆(9:45~10:25)
8耐では手島とともに5位フィニッシュし、再びマシンを600に乗り換えた岩田だが、その表情は険しい。金曜の練習ではいろんなセットアップを試してみたがなかなかいいセットアップが見つからず、思ったようにライディングできないのだ。
1度ピットインした後、8周目に1分34秒063、10周目には34秒043を記録した時点での順位は25位。ピットに戻りリアサスを調整してコースへ戻り、消耗したタイヤで走行を続けた岩田は佐藤の後ろについて最終周にタイムアタックを試み、医王田と同タイムとなる33秒434を記録して21位でセッションを終えた。
明日の朝の練習走行では更に大幅に変更したセットアップを試すべく、メカニックが作業を続けている。



2010鈴鹿8耐決勝レース、3位表彰台獲得!!



序盤のアクシデントから脅威の追い上げで沸かせる

第1ライダーに秋吉耕佑、第2ライダーにジョナサン・レイ、スーパーサブとして高橋裕紀とこれ以上ない体制で臨んだ2010年の鈴鹿8耐。
残念ながら、スタートの出遅れと1コーナーでの接触によるメカアクシデントも遠因にある、秋吉の2度にわたるペナルティ、ジョナサンの転倒とその後の修復作業、これらにより42位まで突き落とされてしまったことで、勝利の女神は頭上から遠ざかって行った。
幸いにもまだ序盤だったこと、そしてその後のライダーたちの走りが素晴らしかったどころかキレすぎていて、さらにメカニック、給油スタッフ、サポート&ヘルプスタッフとすべての関係者がチームとして一丸となり彼らの走りを支えたことが、今回の結果に繋がったと言えるだろう。
最後尾まで落ちながらも9位まで順位を回復した昨年以上の走りに観客は沸き、トップを上回り、同順位のチームよりは10秒近く速いラップタイムで周回を重ねる秋吉とジョナサンの走りは、人々の心にその人なりの記憶と感動を与えたことだろう。

順位を落としてからの秋吉が113周目にたたき出した2分8秒705のファステストラップ、ライトオンが表示され夕暮れが迫る最後のスティントで見せたジョナサンの怒濤の9秒台連発、そして最も溜飲を下げたのが、これもジョナサンだが、トップを走行するマシンを3周回遅れが、バックストレートであっさり抜き去るという、いままでに見たことのないの光景。

結果的には3位表彰台は十分なものだ。しかし、さらに言えば優勝するに越したことはないが、それよりも、関わる人々が時間をかけて準備、訓練した上で持てる能力を発揮し、チームとしてしっかり機能したことが、何ものにも代え難い感動と経験を与えてくれたのではないだろうか。2010年の鈴鹿8耐は、それに尽きる、と断言できる。
素晴らしくキレた走りを見せてくれたライダーたち、洗練されたピットワークを披露したメカニックやピットスタッフ、これらレースを現実的に動かしてきた人たちに感謝したい。




秋吉耕佑のコメント
「優勝できなかったのは悔しいです。スタートでエンジンがかからず遅れた時に、後続車と接触してクラッチレバーが曲がってしまってあまり良い調子ではなかった。それと2回も黄旗無視になってしまったのが、今回の敗因。ジョニーにはアドバンテージを築いてバトンを渡したかったけど、逆にリズムを崩させてしまい、申し訳なかった。しかし、2回目のスティントではいいペースで追い上げができたし、レース後半になってもペースが上げられたので、我々が目指すバイク作りの方向は間違っていなかったと思う。ただ、ビハインドが大きすぎた(笑)」

ジョナサン・レイのコメント
「今日はチームにとって非常にタフな一日だったと思う。ただ、表彰台を独占したHondaにとってはいい日だったんじゃないかな。終わってみて、今日は非常にアンラッキーで不満の残る結果ではあるけど、自分のミスもあるので、秋吉選手やチームに申し訳なかったと思います。しかしこれらもレースということで、切り替えて臨んでいきたいと思います。正直、最初の秋吉選手の1コーナーで接触でクラッチレバーが曲がってしまったのを見ていた。予想以上にひどかったようで、自分が乗った時には相当曲がっていてミスにつながった。その後はレースに集中して、少しでも挽回しようと走った。その結果、チームとしては40位以下から3位表彰台になれたので、TSRのチーム全員が頑張ってくれたお陰だと感謝しています。この先については何とも言えませんが、今はまだ仕事は成し遂げていないし、秋吉選手ともコンビネーションが非常に良かったし、日本では非常にいい時間が過ごせたので、チャンスがあれば是非戻ってきたいと思います」

高橋裕紀のコメント
「最終的に走行はなかったんですけど、本当にこの二人が速くて、ずっと見ていて優勝候補と言われるのも良くわかりました。ただ、決勝では序盤のアクシデントから良い流れを作ることができなくて、その後の追い上げが凄くて、そんなライダーと一緒のチームでいられて、非常に感謝しています」


2010鈴鹿8耐スーパーポール、秋吉が7秒台に入れるが、最終的に2番手グリッド



土曜日の朝、フリー走行ではA号車を中心にセットアップが進められた。秋吉が乗り、ジョナサンが乗り換え、セッションを進めながらもトップタイムをマークして終了。これらの結果を総合し、スーパーポールは秋吉で臨むことになった。
14分のスーパーポール1で4台、12分のスーパーポール2で8台、そして最後のスーパーポール3で残る8台のグリッドが決まる。使えるタイヤが1セットと鈴鹿独自ルールで運用されるスーパーポールは、そのあたりの駆け引きが玄人好みなシステムだ。もちろん狙うのは、ポールポジションだが、スーパーポール1でただ一人8秒台、スーパーポール2では、なんと7秒683まで短縮してまたもやトップ通過。最後のスーパーポール3では更なるタイムアップを狙ってアタックし、7秒963と僅かに自身のタイムは更新できなかったが、タイヤの制限を気にしなくてもよい最終セッションのため、そのままアタックを継続する。やはりタイヤが悲鳴を上げており、それ以上のタイム更新は果たせなかった。その間、1、2と10秒前後でタイヤを温存気味にしたヨシムラの酒井大作が、最終セッションで満を持してアタック。7秒905と秋吉のタイムを上回り、ポールポジションとなった。

レースでは、7秒というタイムは必要なく、ペアライダーとの相性やバランスだ。どちらもハイアベレージで周回できることは、既にこれまでのセッションで確認済みの秋吉とジョナサンは、その意味でやはり最も有力な優勝候補であることはまぎれも無い事実なのだ。

明日は予報が変わり、概ね晴れで最高気温も35度と今日以上に暑くなりそうだ。33回目の鈴鹿8耐は、いつも通り、11時30分にスタート、19時30分、夕闇の中でチェッカーが振られる。



秋吉耕佑のコメント
「テストではエンジン中心に進めてきて、レースウィークは主に足回りのセッティングを進めており、気温は予想以上に暑くなったが、タイヤの選択は木曜日には終わっていた。マシンもA号車、B号車と乗り分けてセッティング進めていき、乗るほどに良くなり、ハイアベレージでいけることも今朝のフリー走行で確認できた。2番手で終わったことは悔しいが、もう少しセッティングに時間があれば…と思うくらいで、問題はないだろう」

ジョナサン・レイのコメント
「先週初めてドライで30分だけ、ウェットで2時間だけマシンに乗った。しかし、秋吉さんの作ったマシンは、自分と方向性が似ていて、今週に入って乗れば乗るほど良くなり、タイムも伸びた。スーパーポールをどちらが走るかは、ボクが普段(WSB)でスーパーポールを走っているから、今回は是非秋吉選手に体験してもらいたいと思って話し合って決めました。7秒に入ったのにはびっくりしました。ここにいる皆さんは速いけど、明日のレースはとにかく楽しみたい。(酒井大作選手)ポールポジションおめでとう」

高橋裕紀のコメント
「昨日初めてマシンに乗って、秋吉さん、ジョナサンの作ってきたマシンの完成度の高さに驚いた。とにかく走行時間が短かったので、それ以上のことは分からなかったんですけど、レース本番を見据えているマシンだとは感じました。暑さもともかく、ヨーロッパと違って湿度が高いので、体調を万全に整えて、二人のサポート役に徹したいと思っています」

スーパーポール終了後、恒例のスタッフ全員記念撮影を行った。

2010鈴鹿8耐金曜日計時予選でジョナサンがトップタイム



暫定ポールポジション!!

金曜朝のフリー走行では、ジョナサンが2分9秒313、秋吉耕佑が2分9秒559でトータルではジョナサンのタイムで2番手。
その後4耐のフリー走行をはさんで、第1ライダーの公式予選がスタート、秋吉耕佑がコースインしていった。このセッション、ライバルと目されるヨシムラの酒井大作がいきなり2分8秒4をマークしてトップに立つ。秋吉耕佑は当初9秒台から中盤には8秒7まで上げるが、他車にひっかかたりなかなかトップのタイムをクリアできない。しかし、チェッカーフラッグが振られる直前に8秒363をマーク、トップに躍り出るとそのまま暫定トップとなった。
続く第2ライダーのセッション、ジョナサンはコースオープンと同時にコースイン、最初からクリアラップを狙おうという作戦。それが奏功して、すぐに開始したアタックで見事自己ベストの2分8秒481をマーク。ここでもやはりトップに立った。しかし、その後に転倒車両により赤旗中断、再開されたセッションは9秒台の安定したペースで周回を重ね、本番を想定した走りを見せた。
結局、このセッションでは唯一ジョナサンが8秒台でここでも暫定トップ。昨日同様に、1回目の両セッションをF.C.C. TSR Hondaが独占することになった。

さて、午後の予選は15時15分からスタートとなり、そろそろ厳しかった日差しも長い日影を作り始める頃だ。秋吉はこのセッションで主にジョナサンが乗っていたマシンのセットアップをまとめる走りで、タイムも2分9秒520がベスト、ポジションは3番手でセッションを終えた。それでも秋吉によれば、「まだ完全には詰め切れてはいないが、ジョニーがフレッシュタイヤでアタックすれば、タイムは十分更新できるはずだ」と頼もしいコメント。
さて、残るはジョナサンのアタック。実際は、土曜日のスーパーポールに進出する20台には入っているので、チームとしての目標は半ば達成しているのだが、秋吉の言葉通り、30分のセッションの終盤、ジョナサンのショウタイムが始まった。ニュータイヤに交換したジョナサンは、残り6分を前にアタックを開始。アウトラップを過ぎて2周目、S字すぎと裏ストレートでそれぞれ車両をかわしながら最終コーナーを極めてスムーズに立ち上がるジョナサン。タイムは2分8秒053!ピットでは思わず拍手が沸き上がった。ジョナサンはそのアタックについて「2回くらい引っ掛かったが、スムーズに走れた。マシンは90%程度仕上がっていると思う」とコメントしている。
結局このタイムでF.C.C. TSR Hondaは、計時予選の暫定ポールポジションを獲得した。



今回のチーム体制では、第3ライダーに高橋 裕紀を登録している。高橋は、MotoGP世界選手権のMoto2クラスに参戦しており、2010年鈴鹿8耐仕様のCBRに乗るのは、もちろん今回のセッションがまったく初めて。1000ccマシンに乗るのも、それこそジョナサンとペアを組んで参戦した2008年鈴鹿8耐以来2年振り。しかも、ポジションに至るまで何も変更しないままの最初のセッションに臨んだ。それでも少しずつタイムを上げ、最後には2分13秒526と5番手で終えている。さらに、2回目のセッションでは一気に2秒近く短縮する2分11秒636をマーク。ポジションも4番手まで上げて走行を終えている。このことについて、高橋裕紀は、「今回の役割では自分に合わせても意味がないので、まったく何も変更せず、出来るだけ単独で自分の中でマシンをコントロールし、走りを学習できるように、無理をせず走った」と話している。



さて、明日はスーパーポール方式の最終予選セッション。これは、昨年まで2人でそれぞれアタックしていたタイムトライアルとは異なり、今日の計時予選で上位20位までに入ったチームが、自己申告したライダー1名により、第1セッションが14分間、第2セッションが12分間、第3セッションが10分間のセッションを走り、各セッションでそれぞれ4台ずつを振り落とすノックアウト形式による予選方式だ。
F.C.C. TSR Hondaがどのライダーを送り出すのかについては、いずれのライダーも「言われればもちろん走る」と考えており、夜間走行の結果も考えて、申告の最終締切である土曜日のフリー走行(14:20〜15:00まで)終了後30分までに監督により決定される。秋吉、ジョナサン、どちらが走っても今日の1-2タイムライダー、悩ましいことだろう。


秋吉耕佑選手コメント
「最初のセッションでは、アタックしきれなかったけど、手応えを感じていたので、タイムには満足しています。本番車はほぼ満足できる仕上がりまでなってきています。そのため、午後はTカーのセッティングをメインに走りました。完全には詰め切れていませんが、ジョニーがフレッシュタイヤを装着してベストタイムを更新できるとは思っていました。乗るたびに問題点が解決され、どんどんマシンはよくなってきていますが、まだ課題は残っています。しかしジョナサンとは相性もよく、お互い好タイムを出せています。スーパーポールを誰が担当するかはまだ決まっていませんが、ベストを尽くします」


ジョナサン・レイ
選手コメント
「今日はスムーズに走ることができました。マシンは秋吉さんのセッティングがベースになっていますが、方向性は似ていて、比較的自分の好みのセッティングだと感じています。細かい違いはありますが、出来るだけ彼のセッティングを理解しながら、許容できるところは彼を信頼して走りました。その結果、2分8秒0まで入ることができて、非常にうれしいです。とても暑いですが、レースまでにこの暑さに慣れて、トップを走れるようにがんばりたいと思います」


高橋裕紀
選手コメント
「今日、初めてこのマシンに乗りました。何もセッティングを変更していませんので、2回の予選セッションを通じて、マシンそのものに慣れることに徹しました。2分11秒台ですが、無理をすることでトラブル発生につながってしまいますので、100%の力を出すと言うより、今日はマシンの理解を高め自分の経験値を上げることに集中しました。まだレースでは走行するかどうか分かりませんが、どのような状況でも万全の態勢となるよう準備していきたいと思います」


鈴鹿8耐木曜日練習走行、1回目、2回目全セッションでトップタイムをマーク!!

ジョナサン、いよいよ本領発揮!!



気温37.2度、路面温度は実に65度を超えた。ピットから日差しの下に出ると衝撃的な暑さが襲いかかる。
その中での2010年鈴鹿8耐が開幕。木曜日1回目のフリー走行では、ジョナサンがセッションの最後に2分8秒789とダントツのトップタイムをマークした。秋吉耕佑も9秒台で走行しており、両者のバランスもコミュニケーションも問題ない。

2回目のセッションでは、秋吉耕佑が早々に2分9秒031のトップタイムをマーク。その後ジョナサンとマシンを乗り換えながら、セッションを進めていく。秋吉に言わせれば、ジョニーが気持ち良く乗れていることで自分の役割は果たせており、一方ジョニーは、まだまだタイムには必ずしも満足していないが、楽しんでライディングできているとのことで、結局、2回目のセッションでも秋吉のタイムでトップとなり、今日のフリー走行は両者ともに満足できるものだったようだ。



こうなるとピットワークの重要度は俄然大きくなる。特に給油班はその正否の鍵を握るため、セッション終了時には必ず練習を行っているが、こちらの方も満足のレベルは高く、まだそこまでは至っていないようだ。



Free Practice July 22, 2010 N0.1
#11 F.C.C. TSR Honda
Pos.: 1
Rider: J.REA
Time: 2'08"789

Free Practice July 22, 2010 N0.2
#11 F.C.C. TSR Honda
Pos.: 1
Rider: K.AKIYOSHI
Time: 2'09"031

Rider: J.REA
Best Time: 2'09"134

JiR&TSRとの関係深化を狙い、手島がドイツGP、チェコGPに参戦。



カタルニアGPに急遽宣戦し、初ポイント獲得でMoto2デビューを飾った手島が、その後のアラゴンテストの結果などを評価され、JiRから引き続き第8戦ドイツGP(7/18決勝・ザクセンリンク)、第10戦チェコGP(8/15決勝・ブルノ)のMoto2クラスに参戦することになった。

レースからテストを通じて、JiRとTSRは将来に向けての繋がりを深めており、Moto2を舞台として世界へ向けての戦略が一致した結果だ。


カタルニアGP急遽参戦の手島、15位フィニッシュ!!



カタルニアGPで急遽参戦した手島雄介は、追い上げのレースで15位フィニッシュ。貴重なグランプリ初レースで初ポイントを獲得した。今週はスペインのアラゴンサーキットでテストを行い帰国。鈴鹿8耐ではまた一つ成長した走りが見られるだろう。この他、TSR6=MOTOBIはシモーネが6位に入賞している。

手島雄介、第7戦カタルーニャGPでMoto2参戦!!



2009全日本ST600チャンピオン手島雄介が、ヨーロッパでMoto2でビューレースを迎えることになった。JiRからリプレイスとして抜擢されたのだ。もともとは来週のアラゴンでのTSR6シャシーのテストのために訪れたスペイン・バルセロナ空港で突然告げられた。初めてのコース、そして初めてJiRチームとジョイントしてのレースとなる。いずれにとってもビッグチャンスとなるはず。さて、週末はいろいろと眠れない日々を過ごすことになりそうだ。


F.C.C. TSR Honda 天候に翻弄されながらも、3位表彰台!!



"Road to 8hours"鈴鹿300km耐久ロードレース
6月13日(日)、決勝レース
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天候:晴  コース:ドライ
三重県 鈴鹿サーキット(1周 5.821km)
気温21.7度 湿度82% 観客動員11,000人(土曜日)・10,000人(日曜日)
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鈴鹿300km耐久ロードレースは、天候に翻弄されながらも、3位表彰台を獲得した。

 決勝日早朝、日本の南海上に大きな雨雲の塊があり、降雨は時間の問題と思われた。決勝レースでは、ウォームアップラップ開始直前になり雨が落ち始め、2周の義務周回が終わる頃に激しくなった雨のために赤旗提示、スタートディレイとなった。

 再スタート時点では、レインタイヤで出走していた各チームも、レースが進むに連れて路面状況が好転したことで、6周目、10周目あたりと早めにピットに入り、スリックタイヤへと交換していく。秋吉耕佑はレース序盤にトップを走るが、ライバルが次々とピットインしていく中、上位陣では最後となる18周目に給油とスリックタイヤへの交換を行う。しかし、その直後には西コースで再び大粒の雨のアナウンスが…。秋吉耕佑は再びさきほどまでとは逆の我慢の走行を強いられることになった。

 その時点でトップを走っていた#2桜井ホンダが27周目あたりに再度ピットに入ったことで、ヨシムラがトップ、2番手の秋吉はMuSASHi RT HARC-PRO.の高橋 巧とハイペースバトルを展開し見せ場を演出。35周目に高橋がピットに入ったことでバトルは終了するが、15秒ほどあったトップのヨシムラと秋吉との差は、39周目には6秒少々まで縮まった。しかし、その後雨が再び落ちてきたこと、給油の必要もあることから、このままでは勝てないと判断。42周目には2度目のピットインを敢行。最小限の給油を行いレインタイヤへと再び交換した。しかし我々の期待を裏切るように、雨足は弱くなり、2番手を走行するレインタイヤの秋吉は2分22〜23秒でラップ、トップのヨシムラと3位のMuSASHi RTは2分14〜15秒とその差は明らか。トップとの差はみるみる広がり、逆に3位と20秒ほどあった差はみるみる縮まり、46周目にはバックストレッチで抜かれ順位は後退してしまう。結局、そのままの順位で秋吉は3位でフィニッシュした。ヨシムラが逃げ切って優勝、2位はMuSASHi RTとなった。その時点ではベストの判断をしているはずなのだが、天候の状況変化が裏目裏目に出たことで、今回のレースはまったく完敗であったと言わざるを得ない。

「レースの結果は3位ですが、完敗です。しかし、300kmというレースは鈴鹿8耐に向けての通過すべきプロセスであり、今回得た教訓を鈴鹿8耐までに分析、消化し、本番のレースでは必ず勝てるように臨みたいと思います。応援をよろしくお願いします」TSR総監督 藤井正和



ピットウォークの時間を利用して、鈴鹿8耐の記者発表が行われた。
F.C.C. TSR Honda は、2010鈴鹿8耐へ、秋吉耕佑/ジョナサン・レイ/高橋裕紀組での参戦を決定した!!



2010 QTEL FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦
2010年“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第33回大会

F.C.C. TSR Honda 参戦概要 ※6月13日時点のもので、変更となる場合があります。

F.C.C. TSR Hondaでは、 2010年“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース (7月22日(木)〜25日(日)・鈴鹿サーキットで開催)に下記の体制で参戦します。F.C.C. TSR Hondaに是非ご注目ください。

チーム : F.C.C. TSR Honda
ライダー :第1ライダー:秋吉 耕佑(Akiyoshi Kosuke)・第2ライダー:ジョナサン・レイ(Jonathan Rea)・第3ライダー:高橋 裕紀(Takahashi Yuki)
マシン:Honda CBR1000RR

秋吉 耕佑/Akiyoshi Kosuke
●1975年1月12日生/血液型A型/福岡県
2010年    全日本選手権JSB1000 ランキング4位(第3戦オートポリス終了時)
2009年    全日本選手権JSB1000 ランキング10位 鈴鹿8耐  予選P.P./決勝9位(伊藤真一)
2008年    全日本選手権JSB1000 ランキング5位 鈴鹿8耐  予選2位/決勝4位(加賀山就臣)
        鈴鹿300km  予選P.P./決勝優勝(加賀山就臣)
2007年    全日本選手権JSB1000 ランキング17位 鈴鹿8耐  予選P.P./決勝優勝(加賀山就臣)
2006年    全日本選手権JSB1000 ランキング4位 MotoGP  第2戦スペインGP・日本GPスポット参戦ランキング21位
2005年    全日本選手権JSB1000 ランキング11位
1998年〜2005年 RGV-γ、GSV-R(motoGP)などの開発ライダーを務める

ジョナサン・レイ/Jonathan Rea
●1987年2月2日生/175cm/73kg/イギリス
2010    ワールドスーパーバイク選手権 ランキング3位(2勝)※第7戦アメリカ戦終了時
2009    ワールドスーパーバイク選手権 ランキング4位(2勝)
2008    ワールドスーパースポーツ選手権 ランキング2位 鈴鹿8耐リザーブライダー
2007    イギリススーパバイク選手権 ランキング2位 鈴鹿300km耐久 予選4位/決勝優勝(清成龍一)
2006    イギリススーパバイク選手権 ランキング4位
2005    イギリススーパバイク選手権 ランキング16位