手島・ケンタともに3位表彰台!!

2009全日本ロードレース選手権 最終戦 MFJ-GP
10月31日(土)  公式予選/GP-MONO・GP250(GP2プロト)決勝
天候:晴れ  コース:ドライ
鈴鹿サーキット 東コース(1周2.243km)
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いよいよTSR6がデビュー!!! 最終戦は全5クラス7レースに出場!!
予選は秋吉が2位/8位、手島が5位、岩田7位、ケンタがMONOでポールポジション獲得!!
レースでは手島・ケンタともに3位表彰台!!
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今回はレースを統括するMFJの名が冠され、これまで選手権ポイントを獲得した選手だけが出場できる、いわばオールスター戦のような大会と位置付けられているため、ポイントも通常に3ポイントを加算して与えられる。
開催される東コースは鈴鹿サーキットのコース前半区間から最終コーナーに合流するショートコースで、通常全日本選手権が開催されるコースから高速セクションである西コースを省いたコースである。
今週は金曜から晴天に恵まれ、我々は開催される全5クラスに出場した。




◆◆◆◆GP250(GP2プロト)◆◆◆◆(予選 9:30〜10:05、決勝 15:40〜 20周)
先週試走をしたばかりのMOTO2クラスマシン、TSR6が手島のライディングでいよいよ実戦デビューを果たした!!まだまだシェイクダウンの域を出ないが、実戦に投入して煮詰めていく段階になったことを喜びたい。
TSR6は、来シーズンから世界選手権のmotoGPの1つ下のカテゴリーとして開催されるMOTO2クラスのために開発したマシンで、全日本選手権ではGP2プロトというカテゴリーに入り、今シーズンはGP250クラスに出場が可能となっている。
レース専用の車体に2サイクル250ccのエンジンを搭載したマシンで争われるクラスに、マシン特性が大きく異なる4サイクル600ccのエンジンを搭載したマシンが混走する。当然このクラス用に開発されたタイヤがない状況である。
手島はずっと市販車を改造したマシンでキャリアを積んできており、金曜の練習ではレース専用に開発されたマシンの特性に慣れるところからはじめていった。
予選セッションでもまだまだマシン開発を進めていくといった状況であったが、それでもセッション中盤には1つのターゲットであった51秒台で連続走行できるまでタイムを縮め、トップの宇井から0.1秒差の51秒807を記録して総合2番となった。
今回のこのクラスは土曜、日曜に1レースずつ開催され、決勝グリッドは予選結果に基づき2レースとも同じグリッドが与えられる。
今日の決勝では2番グリッドからホールショットを奪って真っ先に1コーナーに飛び込むも、序盤はペースを押さえてこのクラスでのレース運びをよく観察し、1周目を4位で終え、5周目まで様子を見た。
6周目の1コーナー進入で藤田を捉えて3番手に上がると、8周目のストレートで宇井をかわして2番手となり、11周目のストレートでトップに立った。すぐに逆バンクで及川に先行を許すも、12周目のストレートでは再びトップに立った。
この頃からこのクラス専用でないタイヤが悲鳴を上げだし、ペースアップが難しい状況となっていたが、手島は踏ん張ってトップをキープした。
周回遅れが出始めた15周目に宇井が2番手となり、16周目の3コーナーで手島をパスしてトップに立つと、18周目には別の周回遅れをS字コーナーでパスし、手島が周回遅れに追従している間に及川にも先行を許し、3番手に後退した。翌周にはストレートエンドで再び及川をパスしたが、及川もあきらめず逆バンクで先行、最終ラップも2人は同じ展開を繰りひろげ、手島はデビューしたてのTSR6を3位でゴールに導いた。
現状では、ストレートではTSR6が速く、それ以外のコーナーが連続する区間では250クラスのマシンとの特性の差が明確に出ており、今後の開発の指標が得られた、収穫の多いデビューレースであった。



◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆(12:05〜 Q1:30分間、Q2・Q3:各15分間)
今回は日曜日に2レースが開催されるため、Q1のタイムがRACE1のグリッドに採用され、Q3で決定したグリッドがRACE2に採用される。
Q1の序盤に50秒485を記録して中須賀に次ぐ2番手につけた秋吉は、ピットで微調整した後も同様のペースで周回していた。ところが、ピットを出て5周程でショートカット後の最終コーナーでスリップダウンを喫してしまった!!幸いライダーは無事だったが、マシンは再スタートできる状況ではなく、コースのアウト側に滑っていったため、秋吉はそのままピットに戻ることもできなかった。コースサイドからコースをくぐる通路を通ってピットに戻ってきた頃にはQ1のセッションは残り僅かとなっていた。ここでRACE1のグリッドは決定、セッション序盤のタイムで2番グリッドを獲得することができた。
しかしながら、Q2からはスペアカーでの走行となり、タイムアタック以前に決勝に向けてマシンのセットアップを進める作業からやり直すこととなった。また、通常3セッションで2セット使用できるタイヤのうち1セットはコース脇の車両に装着されていたため、残りの1セットで2つのセッションに臨まねばならなかった。
それでもセッション終盤には50秒953までペースを上げて6番手でQ2を通過、Q3へ駒を進めることができた。
Q3でも決勝に向けてのマシンのセットアップを進めながら、終盤には50秒970までペースを上げ、8番手でRACE2に臨むこととなった。

◆◆◆◆ST600◆◆◆◆(10:15〜50)
いよいよ迎えたタイトル獲得への天王山。小西が優勝しても手島は15位以内でチャンピオンシップを獲得できるという圧倒的優位な状況で、手島はそれほどナーバスになってはいない。
逆にレース専用二開発されたMOTO2マシンで得た走りのフィーリングを、市販車を改造したこのクラスでも積極的に取り入れている。
金曜の練習走行は手島2番手、岩田3番手と好調であったが、0.5秒程の間に18台がひしめくこのクラスでは僅かなことで順位が大きく変動する状況だ。
セッションが始まると先ずは岩田がコースに出て53秒中盤までペースを上げて4番手につけてピットへ戻った。先程までMOTO2マシンの予選を走行していた手島は10分程小休止して気持ちをリセットしてからセッションに臨み、決勝を想定して20周以上の連続走行をおこなった。岩田は再びコースへ出て53秒317を記録して4番手につけてピットに戻り、手島は53秒201を記録して3番手につけながら周回を重ねていった。その頃岩田の記録したタイムは他の選手に更新され、結果は7番手。昨日はそれ程無理せずに記録できたタイムが今日は目一杯攻めないと出ないコース状況だった。後半戦崩れたリズムを取り戻すべく明日の朝の練習で更にトライしていく。
手島が記録したタイムは最終的には5番手となったが、明日はいつもどおりレースを走りきればタイトルは後からついてくるはずだ。



◆◆◆◆GP-MONO◆◆◆◆(予選:9:00〜9:20、決勝:14:45〜15周)
金曜の練習からケンタは好調でトップタイムを記録していたが、今日のセッション序盤は55秒439で4番手につけていた。
中盤ピットに戻ってリアタイヤを新品に交換してからしばらくも、クリアラップを取るためにペースを上げずに走行していた。その頃トップに立ったのは安村で、タイムは54秒969。ケンタも安村に次ぐ55秒132までペースを上げ、その安村を見つけてからは安村との距離を縮めながら54秒995を記録していた。
そのまま安村に接近していったケンタは最終コーナーで安村に追いついてしまいながらも、コントロールライン直前で安村の前に出て54秒735を記録し、見事今季2度目のポールポジションを獲得した!!
好スタートを決めてホールショットを奪うと、そのままトップでランキングトップの小室を従えてレースをリードしていったケンタ。レースも1/3を過ぎた6周目頃にはランキング2位の花房もトップ争いに加わり、チャンピオン獲得の権利を持った3人が55秒代前半のぺースでガチンコ勝負だ。
その後もトップをキープしていたケンタに対し、レースも2/3を過ぎた11周目頃から後方の2台がチャージを始めた。まずは小室が11周目にケンタとの差を0.3秒程まで縮めてきたのだ。12周目の1コーナーで今度は花房が動いた。小室をパスしてケンタにぴったりとつけ、その周の終わりにはケンタとの差は0.1秒!続く13周目の1コーナーで遂にケンタを捉えてトップに浮上した。逆にこの周の最終コーナーではケンタが挙動を乱してアウト側にはらんでしまった。それでもあきらめずにチャンスをうかがうケンタは、続く14周目の1コーナーで果敢にインを伺ったがパスするには至らなかった。
いよいよ迎えた最終ラップ、今度は小室が1コーナーでケンタに襲い掛かった。すばらしいオーバーテイクにケンタも引かざるを得ず、最終コーナーでも抜き返すチャンスは訪れなかった。今回も悔しい3位、年間ランキングも最終戦の順位どおりとなり花房、小室に次ぐ3位でシーズンを終えた。

◆◆◆◆GP125◆◆◆◆(13:40〜14:15)
セッション前半は単独走行で54秒930を記録して13番手となり、ピットに戻って微調整をおこなっているころには15番手であった。その後は前の選手を追いかけながらペースを上げ、いきなり54秒464を記録して4番手となって再びピットに戻った。
前後タイヤを新品に交換してからは徐々にペースを上げ、54秒678までペースを上げると更にペースを上げてタイム更新を狙ったケンタ。しかしそれが裏目に出てしまった。S字コーナーでスリップダウン!!首につけたエアバッグが大きく開き、幸いライダーは大事には至らなかったが、マシンは大破してしまった。セッションの残り時間も少なく、コースのパドック側に退避できたため、すぐ後に控えたGP-MONOの決勝の準備には間に合った!!エアバッグのガスをセットし直し、GP-MONOのマシンに跨ってグリッドにつくことが出来た。
予選結果は14位。GP-MONOのレースとその後の再車検を終えた後、明日に向けてスタッフがマシンの修復をおこなっている。