TSR6もてぎテスト順調



2010年日本グランプリに向けて

 TSRが世界へのチャレンジを再び開始した。2010年日本グランプリへ、新たに始まるMoto2クラスにスポット参戦するため、その舞台となる栃木県・ツインリンクもてぎで初めてTSR6を走らせた。ライダーは全日本ST600クラスチャンピオンとなったばかりの手島雄介。今回のテストからタイヤはワンメイクとなるダンロップとなり、サスペンションのセッティングを中心に車体の出来を確認した。初日・二日目ともに気温が低く、難しいコンディションだったものの、手島は精力的に走り込みTSR6を仕上げていった。
 二日間のメーカーテスト以外にも、スポーツ走行枠でのプライベートテストも行っており、延べ4日間のテストでは、初日の1分56秒台から、昼間でも8度と最も気温の低かった最終日に記録した54秒台までタイムアップ。テストも順調に進み、無事終了した。



「鈴鹿は完全にシェイクダウンでした。今回はコースもタイヤも変わり、マシンの方向性を見るためのテストでした。まだまだやることはたくさんありますが、ベースとして十分ポテンシャルのあるマシンだと思います。全日本のときに比べてもチームが、さらに一丸となっていますし、やり甲斐があるプロジェクトです」ライダー手島雄介

「今回はサスセッティングから始め、フロントの旋回性をよくする方向で車体を詰めました。コーナーの入口からフルバンクするところでフロントフォークが入る感触をつかめないとコーナリングスピードを上げていけませんからね。フロントのセットが出れば、リアを詰めていきます。フレームの剛性などは、まだこれからというところですが、順調にテストは進んでいます」光島稔チーフエンジニア



「TSR6が世界制覇へ発進した!2010年4月25日このツインリンクもてぎで行われる日本GPで優勝するためにTSRは全総力をつぎ込み取り組んでいく!このテストの為に2号機を造り上げて2台のTSR6を持ち込んでの走行だ!我々の原点は1991年春、鈴鹿の日本GP125クラスでのポールポジション、そしてチャンピオンライダーらをねじ伏せての優勝だ。しかし、それまでは誰一人として我々には興味も示さなかった。時代はまだ我々を求めていなかったし、少し早かったのだろう。ところが今回は、オーバーオールで全員が同じスタートラインから、誰もが未経験のレースに飛び込んでゆくのだ。楽しみで仕方が無い!」藤井正和TSR総監督