2010鈴鹿8耐決勝レース、3位表彰台獲得!!






序盤のアクシデントから脅威の追い上げで沸かせる



第1ライダーに秋吉耕佑、第2ライダーにジョナサン・レイ、スーパーサブとして高橋裕紀とこれ以上ない体制で臨んだ2010年の鈴鹿8耐。

残念ながら、スタートの出遅れと1コーナーでの接触によるメカアクシデントも遠因にある、秋吉の2度にわたるペナルティ、ジョナサンの転倒とその後の修復作業、これらにより42位まで突き落とされてしまったことで、勝利の女神は頭上から遠ざかって行った。

幸いにもまだ序盤だったこと、そしてその後のライダーたちの走りが素晴らしかったどころかキレすぎていて、さらにメカニック、給油スタッフ、サポート&ヘルプスタッフとすべての関係者がチームとして一丸となり彼らの走りを支えたことが、今回の結果に繋がったと言えるだろう。

最後尾まで落ちながらも9位まで順位を回復した昨年以上の走りに観客は沸き、トップを上回り、同順位のチームよりは10秒近く速いラップタイムで周回を重ねる秋吉とジョナサンの走りは、人々の心にその人なりの記憶と感動を与えたことだろう。



順位を落としてからの秋吉が113周目にたたき出した2分8秒705のファステストラップ、ライトオンが表示され夕暮れが迫る最後のスティントで見せたジョナサンの怒濤の9秒台連発、そして最も溜飲を下げたのが、これもジョナサンだが、トップを走行するマシンを3周回遅れが、バックストレートであっさり抜き去るという、いままでに見たことのないの光景。



結果的には3位表彰台は十分なものだ。しかし、さらに言えば優勝するに越したことはないが、それよりも、関わる人々が時間をかけて準備、訓練した上で持てる能力を発揮し、チームとしてしっかり機能したことが、何ものにも代え難い感動と経験を与えてくれたのではないだろうか。2010年の鈴鹿8耐は、それに尽きる、と断言できる。

素晴らしくキレた走りを見せてくれたライダーたち、洗練されたピットワークを披露したメカニックやピットスタッフ、これらレースを現実的に動かしてきた人たちに感謝したい。








秋吉耕佑のコメント

「優勝できなかったのは悔しいです。スタートでエンジンがかからず遅れた時に、後続車と接触してクラッチレバーが曲がってしまってあまり良い調子ではなかった。それと2回も黄旗無視になってしまったのが、今回の敗因。ジョニーにはアドバンテージを築いてバトンを渡したかったけど、逆にリズムを崩させてしまい、申し訳なかった。しかし、2回目のスティントではいいペースで追い上げができたし、レース後半になってもペースが上げられたので、我々が目指すバイク作りの方向は間違っていなかったと思う。ただ、ビハインドが大きすぎた(笑)」



ジョナサン・レイのコメント

「今日はチームにとって非常にタフな一日だったと思う。ただ、表彰台を独占したHondaにとってはいい日だったんじゃないかな。終わってみて、今日は非常にアンラッキーで不満の残る結果ではあるけど、自分のミスもあるので、秋吉選手やチームに申し訳なかったと思います。しかしこれらもレースということで、切り替えて臨んでいきたいと思います。正直、最初の秋吉選手の1コーナーで接触でクラッチレバーが曲がってしまったのを見ていた。予想以上にひどかったようで、自分が乗った時には相当曲がっていてミスにつながった。その後はレースに集中して、少しでも挽回しようと走った。その結果、チームとしては40位以下から3位表彰台になれたので、TSRのチーム全員が頑張ってくれたお陰だと感謝しています。この先については何とも言えませんが、今はまだ仕事は成し遂げていないし、秋吉選手ともコンビネーションが非常に良かったし、日本では非常にいい時間が過ごせたので、チャンスがあれば是非戻ってきたいと思います」



高橋裕紀のコメント

「最終的に走行はなかったんですけど、本当にこの二人が速くて、ずっと見ていて優勝候補と言われるのも良くわかりました。ただ、決勝では序盤のアクシデントから良い流れを作ることができなくて、その後の追い上げが凄くて、そんなライダーと一緒のチームでいられて、非常に感謝しています」





投稿日時: 2010/07/26 06:12:06 投稿者:【 TSR 】
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